ラストオブアス2 クリアレビュー
どうもどせいさんです。
はいー。
ラストオブアス2クリア致しました。
前作に引き続き、色々と考えさせられる作品でした。
賛否が真っ二つに分かれるラストオブアス2ですが、ホントそうだと思います。
何回かブログで言ってるけど、どせいさんはラストオブアスの続編を作る事は反対派でした(笑)
ラストオブアスはあれで完結してたと思うんですよね(´-ω-)ウム
だから2を作って何を描くのかなぁと不安がありました。
人それぞれ感じ方は違うとは思いますが…結論から言うと、ラストオブアス2は復讐劇です。
ラストオブアス1が紆余曲折ありながらも希望に向かって進むストーリー性ではありましたが、ラストオブアス2は真逆です( ˙ཫ˙ )
エリーの復讐劇的なイメージだと思いますが、今回はエリーとアビーのダブル主人公です。
エリー
アビー
ザクっと流れを言っちゃいますが…(ネタバレ嫌な方は回れ右)
序盤でラスアス1の主人公ジョエルは、エリーの目の前でアビーに殺されます(;A;)
それに対するエリーのアビーへの復讐の旅。
が最初の流れです。
ジョエルの殺され方があまりにも酷くて、アビーへの憎しみがどせいさんも強くて、どんな背景があっても許せないし納得出来ないと思ってました。
アビーはラスアス1のラストのファイアフライの病院でお父さんをジョエルに殺されてまして…
エリーの死と引き換えに抗体を取り出そうとした医師がアビーの父だったのです。
それがアビーのジョエルに対する憎しみの理由でした。
ホント復讐の連鎖なんですよね。
この部分も色々と考えさせられるんだけど…
マーリーンが自分の娘でもそれが出来るかと聞くシーンがあるんですが、アビーの父は仕方ない事だと…
自分はそれでもやると言うんですが…
それは過去にアビー自身が、自分が世界を救えるなら喜んで私は自分を差し出すって言ったからだと思うんですよね。
自分の娘が生きる事を望んだら犠牲にはできないと思う。
ジョエルとエリーにはその選択肢すら与えられなかった事を考えると、ラスアス1でのジョエルの行動は仕方ない事だと思うんですよね。
エリーも世界を救う事を望んでいたけど、死ぬとは思ってなかったはずだし…。
まぁ、この件に関する答えは後にわかるんだけど
真実を知り、余計な事をしやがってとエリーはジョエルに言うんだけど…それも、うーんって思うんだよね。
あの場でエリーが選択出来たとして、死を選ぶ事が出来たのかとか…
まぁ結果的にその件でジョエルとエリーの関係はギクシャクしちゃうんだけどね( ゚д゚)
そんなこんなでジョエルを殺されたことへの復讐の旅に出るエリー。
今回もかなりの映像のクオリティなのですが
PS3とか、PSVitaとか「お!?」って思う物が散りばめられたりしてます(笑)
ちょいちょい過去の回想とかが流れるんだけど
仲睦まじい2人を見ると辛くてね…
エリーは泳げなかったんだけど、ジョエルに教えて貰って泳げるようになってたり…
…草
こんなシーンを見せられたらホント憎しみが増していくのよね…
ジョエルとはギスギスしていたエリーが
こんなボロボロになってまで復讐をしようとするくらい、エリーの中ではジョエルという存在は大きかったんだと思う。あの病院の一件があっても感謝しか無かったんだと感じるんだよね。
結果的にエリーはアビーの仲間達に復讐を果たして行くんだけど、途中から葛藤してるように見えました。
殺したい自分と殺したくない自分…みたいな。
あるタイミングで操作がエリーからアビーに切り替わります。
アビーとその仲間達はジョエルへの復讐を果たした辺りから歯車が狂い始めたような感じに描かれてます。
ジョエルへの復讐はみんなが望んでいたけど、それが果たされた時の罪悪感というか…喪失感というか…
4年前の出来事に対する復讐だったから、個人的にはもう受け入れて生きてるんだから良いじゃん!とか思ったりしました。
アビーを操作してるうちに、やっぱりアビー側にも感情移入しちゃって…
ラストオブアスの世界に共通して言える事なんだけど、人間同士が分かり合うのってかなり難しいけど、仲間になったりすると絆がかなり深くなるのよね。お互いの命を守り合ったりする関係だから、信用するのがとても難しく、信頼が生まれたらそれを大切にするというか…
そんな中でアビーにとって大きな転機となる出会いがあります。
レブとヤーラとの出会いです。
ヤーラはレブの姉で、アビー達ウルフが敵対してる組織セラファイト(スカー)のメンバー。
左がレブ。
本来ウルフとセラファイトは殺し合う関係性なんだけど、アビーはセラファイトに捕まり処刑されそうになってました。
アビーが処刑される寸前にヤーラが掟破りとしてセラファイトの元に連れてこられ
レブがセラファイトに奇襲し、結果的にアビーも助かるというシーンがあります。
そこから行動を共にしていくのですが、敵対してる組織の2人がお互いの事少しずつ理解していくという中で、絆も深まっていきます。
アビーはウルフを裏切り…
裏切るという表現が正しいのかはわからない…
ただヤーラとレブを救いたいって気持ちだけだったと思う。
それが裏切り者としてウルフからも命を狙われる事になってしまうという…
ホント派閥とか組織とかくだらない、お互いを分かり合う事の必要性とかをラストオブアスは訴えてると感じました。
アビーもアビーで、ウルフの仲間達が何者かに殺されていることを知り、1番関係の深かったオーウェンを殺され、そいつの元に復讐に行く事を決意します。
そこで犯人がエリーだった事を知ります。
激しい戦いの末、アビーはエリーを見逃します。
もう二度と私の前に現れるなと伝え…。
そこから少し時間が経ち、穏やかな日々を過ごすエリーやアビーなのですが
レブも髪の毛伸びたw
色々あってエリーはまたアビーを探す旅にでるんですよね…。
正直もういいじゃんエリー…ってなりました。
この辺りになるとアビーの方がまともに見えて、エリーに対して理解に苦しみます( ˙ཫ˙ )
結果的にアビーにしてみても、エリーが旅をしてくれる事で助かる部分もあるんですけどね( ˙-˙ )
最後のシーン
アビーはもう私は戦わないと言ってるのに、戦わないとレブを殺すというエリー…
もうエリーに対してどせいさんは理解が出来ない(*´’Д’):;*:;カハッ
最終的にはエリーはアビーを見逃します。
そしてまたエリーは孤独に生きていく…という形でストーリーは終わります。
うん。
ホント考えさせられる内容でしたし、プレイヤー毎に感想は分かれると思います。
ただわかる事は、復讐は何も生まないって事ですね。
それはアビーにもエリーにも分かってたと思う。
なんとも言えないストーリーでした。
最後の回想で、ジョエルはこのような事を言います。
ジョエルにとって、パンデミックが起きたこの世界ではエリーが全てだったんですよね。
この後のシーンでエリーが「病院での一件は許せない、生きた証を残せたのに。でも許したいとは思ってる」って伝えるんです。
それはジョエルの気持ちもわかってるし、エリーにとってもそうゆう存在だったから出た言葉だったのだとどせいさんは思いました。
とにかく、ゲームとは到底思えない内容のラストオブアス2でした。
やっぱりラストオブアスは2必要なかったなぁ(笑)
ではではこの辺で…
ラストオブアス2 92点
ストーリー ★★★☆☆
BGM ★★★★★
グラフィック ★★★★★
ボリューム ★★★★★
システム ★★★★★
サバイバルホラーなジャンルとしてはプレイ時間が長過ぎる!
ラストオブアス1の倍近いプレイ時間かかります。